その肩こり原因はストレスかも!?4つのチェックと対処法

「肩がおもい、痛みがある」
「なんとなく疲れてる感じがする…」

それは肩こりによる症状かもしれません。

日常生活に支障をきたしてしまう、つらい肩こり。

ほうっておくと頭痛、めまい、吐き気などのさらにひどい症状が出てしまうことも。

そんな肩こりに悩むあなたへ。
肩こりがおこる原因とその対処法を説明していきます。

この記事を書いた人:作業療法士 井本晶先生

精神科作業療法士として病棟やデイサービスにて働いております。
今年で3年目です。

◆勤務地:佐賀県

◆仕事へのポリシー
「どこまでも対象者の立場になって関わること」を意識しながら対象者と関わりをもっています。

肩こりはストレスと密接な関係が。
重症化する前に予防することが大切です。

原因を知ることで予防もしやすくなります。
まずは肩こりの原因をいっしょにみていきましょう。

くりかえす肩こりの原因は?4つの原因と症状

原因1:デスクワーク

パソコン作業などのデスクワークを長時間行うと、肩がこってしまいますよね。

この主な原因は、からだを動かさずにじっとしていること血流の流れが悪くなるから。

痛みの原因物質がたまることで肩こりが起こるといわれています。

筋肉には血流をの流れを促進させるポンプのような作用があるのですが、その機能がうまく働かないことが原因です。

原因2:目の疲れからくる肩こり

細かい字をずっと見続けるなど、目に負担のかかる作業をすることで目の周辺の筋肉だけでなく、それらと連動している肩の周辺の筋肉まで疲労してしまいます。

ときどき作業を中断し、数分間目を閉じる、目の周辺をマッサージするなどの対策を行うと良いでしょう。

原因3:運動不足

からだを動かさないことにより、筋肉のポンプ作用が機能せず肩こりが起こりやすくなります。

言いかたを変えれば運動不足の人が肩こりを起こしやすいといえます。

なにも筋トレを毎日する必要がある、というわけではありません。

散歩やストレッチなどの軽い運動でも効果が

気分転換をするという意味でも運動を取り入れるというのはかなりおススメです。

原因4:ストレス

肩こりには身体的な問題から起こる肩こりと、精神的な問題から起こる肩こりがあります。

精神的な問題から起こる肩こりとはなにか。
カンタンにいうとストレスによる肩こりです。

人は非常事態のときに交感神経というものが働きます。

自分の身を守るためにリラックスした状態から外敵に備える状態になるのです。

この交感神経が働いたとき、よりはやく動けるように筋肉が緊張した状態となります。

そのため血行が悪くなってしまい、結果的に肩こりを起こしてしまうのです。

こうした場合

  • ストレスのもとを消化する
  • 質の高い睡眠をとる
  • 運動によるストレス発散をする

などの対処法をとる必要があります。

つまり血行が悪くなることが原因!

ここまで肩こりが起こる4つの原因を挙げました。

すべてに共通していえることは「血行が悪くなることが原因で肩こりになる」ということ。

その中でも気付きにくく治りにくいのが、ストレスが原因での肩こりなんです。

ストレスで肩こりになる人の特徴

ストレスで肩こりになるひとは、性格や生活習慣に特徴があります。

チェックリストをご用意しました。
あなたはいくつ当てはまりますか?

  • 睡眠の時間が少ない、もしくは睡眠の質が悪い
  • 運動する習慣がない
  • 周りの目を過剰に意識してしまう人
  • 頼みごとをうまく断れない人
  • 他人の意見をすぐ否定してしまう人

ひとつでも当てはまれば、その肩こり原因はストレスかもしれません。

ストレスを発散する時間がとれているか、振り返ってみましょう。

ストレス性の肩こりを放置すると起こる怖いこと3つ

ストレス性の肩こりは、血行をよくするだけでは治りません。

原因がストレスですから、ストレスの元をたたなければ症状は悪化するだけ。

放置するとどんなことがおきるでしょうか?

1:【ストレス→肩こり→さらにストレス】の悪循環

ストレスを感じると交感神経が優位になり、血管がちぢみます

結果、血行が悪くなり、肩こりを起こしやすくなるんです。

そうすると今度は肩こりを発症したことによるストレスも。

  • 痛みがひかない
  • 気分がスッキリしない
  • いつもからだが重い

こうした気分の悪循環が起こってしまい、より肩こりを悪化させてしまいます。

2:肌のトラブルにつながる

肩こりを発症することで血行が悪くなってしまいます。

そうなると顔の毛細血管への血液の供給もとどこおることに

新陳代謝に影響をおよぼし、ニキビやシミ、老化現象などの肌トラブルにつながります。

3:手や指先にしびれを感じる

肩こりを放置してしまうと肩周辺だけでなく、腕の血管の血行も悪くなることがあります。

それが原因で手や指先への血液の供給が滞ることでしびれを感じる、というわけです。

ストレス性肩こりから脱却!3つのポイント

1:価値観の違いを受け入れる、他人の意見を否定しない

あなたは友人や家族から「ガンコだね」と言われたことはありませんか?

人の意見に耳をかたむけることができないガンコな方は、ストレスをためやすい性格だといえます。

十人十色といわれるほどに人間はそれぞれことなった価値観をもっています。
しかし

「この人の考えはおかしい、説得しなくては」
「絶対に自分の意見は正しい」

と考えてしまう方は、人と衝突する回数が必然的に増えてしまう傾向に。

結果、ストレスをためやすい性格だといえます。

2:嫌なことはハッキリと断る

人に頼みごとをされたときに

「気がすすまないけど…しかたない」

と思ったことはありませんか?
そうした場合はハッキリと断りましょう。

  • イヤなのに断るのが苦手な人
  • 流されやすい人

は、相手のたのみを聞きがちです。
でもあとになって
「本当は嫌だったのに」
と強いストレスを感じながら作業をするはめになってしまいます。

3:まわりの目を過剰に意識しない

「この行動をしたらまわりの人はどう思うのだろう」
と考えることは大事ですが考えすぎは良くありません。

時にはまわりの目よりも
「自分はどうしたいのか」
を優先させることが大切。

あなたが思っているほど、人は他人にそこまで強い興味を持っているわけではないんです。

ですから、人の目を過剰に意識する必要はありませんよ。

精神作業療法士がオススメするストレス解消法4つ

1:時間をつぶせる趣味を1つでも持つ

打ち込める趣味ではなく時間をつぶせる趣味で大丈夫です。

というのも、人は何かの作業に集中しているとき、アタマの中が作業のことでいっぱいになり、他の余計なことを考える余裕がなくなります。

この状態は瞑想に近い状態だと言われており、アタマの中がクリアになってストレスを発散することにつながります。

僕たち精神科で働く作業療法士は、患者様に対してさまざまな作業を提供しますが、その理由のひとつがこの効果をねらってのこと。

現場でもつかわれている、理にかなったストレス解消法です。

2:人と話す機会を設ける

人に悩みを話す、ということもストレスを解消する有効な手段。

人はそもそも
「自分が本当は何に悩んでいるのか」
を的確に把握できていない
場合が多いんです。

自分で理解できている顕在意識はたったの10%。
残りの90%は潜在意識、つまり自分では理解できていないといわれています。

自分の気持ちを言葉にして外に出すことで初めて自分の本当の気持ちに気づき、悩みが解消するきっかけとなることも多いです。

3:やるべきことは早めにやる

できることならストレスの元は根本から解消したいですよね。

「いつかはやらないといけないけどやっていない…」
という状態は、じわじわと精神的に大きなストレスがかかってしまいます。

タスクがたまった状態にもストレスがかかってしまいますが、タスクをためてしまった自分にもストレスを感じてしまうので、やるべきことは早めに取り組むようにしましょう。

4:筋トレをする

ストレス解消の方法として、僕が最近身をもって実感したのが「自分の理想の体型に近づく努力をすること」です。

みなさんそれぞれに理想としている体型があると思います。

僕は昔からあばら骨がクッキリと見えてしまう自分のガリガリ体型が恥ずかしくて仕方がありませんでした。

いつかは細マッチョになりたい、と思いながらも本気で身体作りをしてこなかった僕ですが一年前から筋トレや食事に気をつけるようになり、徐々に理想の身体に近づいています。

行動を重ねることで努力している自分を好きになれますし、結果が出れば半端ない充実感を味わうことができます。

逆に理想とする自分像があるのにも関わらず行動に移さないと「やるべきことだとわかっているのにやらない自分」に対してストレスを感じ続けてしまうのではないでしょうか。

LOONAなら、肩こり解消+ストレス解消の効果が!

LOONAの特徴は筋膜をゆるめるストレッチ。

骨格からもとにもどし、肩こりしにくいからだをつくります。

前項ではなしたストレス解消法の

1:時間をつぶせる趣味を1つでも持つ
4:筋トレをする

この2つが一気にできるのも魅力。

体の問題である肩こりと、心の問題であるストレス
両方の視点から解消できるのでオススメです!