肩こりによる吐き気の対策とケア方法【専門家監修】

肩こりと吐き気の関係性を知り、効果的な対策を学ぶ

こんにちは!

整体師の高橋です。

私は7年間、体の不調をうったえる患者様と向き合ってきました。

その中には「最近よく吐き気がする」「なんとなくいつも気持ちが悪い」といった症状を訴える方もいます。これが肩こりが原因かもしれないとお伝えすると、驚かれることが多いです。

このページをご覧になっているあなたも、そうしたお悩みがあり、このページにいらっしゃったのではないでしょうか?あなたの気持ち悪さや吐き気の原因が肩こりなのかどうか、まずはチェックリストをご用意しました。いっしょに見ていきましょう。

「この吐き気、肩こりからきてる?」そう思ったらチェックしたい3つの項目

チェック1.姿勢

まずは脱力した状態で鏡の前に立ちましょう。その後「良い姿勢」をしてみてください。もし脱力した状態で猫背やうつむき加減の姿勢なら、その吐き気は肩こりから来ているかもしれません。

チェック2.冷え

肩こりの女性

肩に手を当ててみて、手の方が温かく肩が冷たくなっている場合、肩周りの血行不良が疑われます。

チェック3.スマホ・PCの使用頻度

デスクワークでPCを多用する方や、スマホを長時間使用する方は要注意です。肩の筋肉が硬直し、肩こりの原因になります。

どうして肩こりで吐き気がするの?

肩こりになると、肩周りの筋肉が硬直し、血行が悪くなります。これが吐き気の原因となることがあります。

吐き気をほうっておくどどうなる?

吐き気は体からのサインです。放置すると、ストレスやイライラを引き起こし、自律神経が乱れることもあります。

肩こりからくる吐き気の治し方

肩こりを放置せず、適切な対策を取りましょう。以下の3つの方法があります。

1、整骨院、接骨院へ行く

2、ツボを押す

 3、鍼治療へ行く

コリからくる吐き気を治す自宅ストレッチ4つ

以下に自宅でできるストレッチ方法をご紹介します。

  1. 僧帽筋を伸ばす
  2. 首周りの筋肉を伸ばす
  3. 肩甲挙筋を伸ばす
  4. 肩こりグッズを使う

1、僧帽筋(そうぼうきん)を伸ばす

僧帽筋(そうぼうきん)は、肩まわりの大きな筋肉。

そこを伸ばして緩めると肩こりとそこからくる吐き気を治すのに大きな効果を期待できます。

  1. 両手を合わせたまま両腕を上に伸ばせるだけ伸ばして5秒間停止します。
    この時、肩甲骨を大きく上に持ち上げることを意識します。
  2. 肩甲骨を外側に広げることを意識しながら両腕をできるだけ外側に伸ばして5秒間停止します。
  3. 最後に、肩甲骨を回転させることを意識して腕を大きくゆっくりと回転させます。

じわーっと気持ちいい感覚を、しっかりかんじながら行ってくださいね。

2、首まわりの筋肉を伸ばす

首のまわりの筋肉をゆるめると、肩こりの解消に大きな効果が。

  • 下頭斜筋(かとうしゃきん):首の付け根あたりの筋肉
  • 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん):首の前にある頭と胸をつなぐ筋肉

このあたりの筋肉を意識して伸ばすことで、首まわりの筋肉がほぐれます。

  1. いすに深く座るか真っ直ぐに立ちます。
  2. 首をそのままゆっくり前に倒していきます。
  3. 痛気持ち良い所で5秒間静止。
  4. そのまま首を右側に倒していきます。
  5. 痛気持ち良い所で5秒間静止。
  6. 今度は左側も同じようにします。
    このとき首の横やうしろの筋肉が引っ張られていることを感じるのがポイントです。
  7. 首を真っ直ぐに戻して、今度は右にゆっくり倒します。痛気持ち良い所で5秒間静止します。
  8. 左側も同じように倒していき、痛気持ち良い所で5秒間静止します。

このストレッチにより、首まわり全体の筋肉をゆるめられます。

とくに下頭斜筋など頸椎周りの筋肉にアプローチが可能です。

3、肩甲挙筋(けんこうきょきん)を伸ばす

肩甲骨から肩頸椎に向かって伸びている肩甲挙筋。

かたくなると首や肩の可動域がせまくなり、さらに肩こりがひどくなってしまいます。

  1. 立った状態で、左を向くように首を回転。
    このとき肩の位置はずらさないように注意しましょう。
  2. 痛気持ち良い所で5秒間止めます。
  3. 今度は反対の右へ首をゆっくり回転し、痛気持ち良い所で5秒間止めます

首と一緒に肩が同じ方向へ動いてしまうと効果が半減。

首だけを動かすことを意識してください。

首の後ろ側を通っている肩甲挙筋が引っ張られているのを感じながらゆっくりと伸ばしていきましょう。

ストレッチルーネの使用方法

肩こり解消グッズとして「ストレッチルーネ」は便利です。このグッズはテコの原理を利用して簡単に首のストレッチを行うことができ、肩こりによる不快感を軽減するのに役立ちます。持ち運びも簡単で、家庭でもオフィスでも利用可能です。また、寝ている間も首のサポートとして使用できます。

自分に合ったストレッチグッズを活用することもオススメです。

まとめ:吐き気を伴う肩や首の緊張は、自分でも和らげられる!

肩や首の緊張による吐き気を軽減するためには、生活習慣の見直し、治療院への通院、自宅でのケアが重要です。自分に合った方法でスッキリした毎日を取り戻しましょう!